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★ロードレースにはまった経緯★


 7年ほど前(92年春)に、大学時代の友人(平塚氏:ひらどん)が、新しいロードバイクを買ったので、古い丸石のロードを安く(\5K-)譲ってくれた。ギアは6速、バイオベース(!)、クロスバイクに近いギア比、10kgを軽く超えた重いバイクだった。
 2〜3年ほどのあいだは月に1〜2回荒川沿いをサイクリングする
"善良なサイクリスト"だった。当時はジャージもパンツもなく、Tシャツ、体操着ジャージ、ヘルメットもなし(!)。
 軟弱サイクリストは、冬はまったく走らず、雨でも走るなんていうのは頭の片隅にもなかった。

 1995年の春、大阪に従兄弟の結婚式に行ったとき、別な大学の友人(吉田氏:6番車)と飲み、「面白い、楽しい」というレースに
「ぜったいにいける(?)」と勧誘され、酔った勢いで鈴鹿ノービスに参戦する約束をする。
 よく考えると友人二人は、レース歴2〜3年。ちゃんと練習していたし、私との差はありあり。はっきり言って騙されたようなもんだった。

 で、実際のレース!
鈴鹿ノービス参戦の1年目は、初日足切りのためゴールできず、二日目はシケインで単独落車するも最終完走者となる。
 感想は、
「苦しい、とにかく苦しい、落車のでっかい擦り傷が痛い、その上、ほんとうにほんとうに異常に悔しい!」だった。この悔しいが現在につながってしまった。

 その冬に新しい自転車をオーダーし、あとは泥沼にズブズブ。
 土日のほとんどを自転車に乗って家族に呆れられ、ロード自転車で部屋の一部を占拠し粗大ゴミ扱いされ、真冬でも雨でも練習に行く、、、洗脳(意識改革)ってこういうのを言うのだろう。

 でも、「上を目指す」、また「他者に勝つ」というのは本当にきりがない。自転車でも仕事でも、"善良なサイクリスト"的な発想や、生活時間も増やそうと思う今日この頃でもある。

<1999/01/24記述>