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2002年4月にEDDY MERCKX Team SC Slopingを導入後、練習車は購入したが、決戦用自転車はなかなか更新しなかった。しかし、カーボン全盛に乗っかった新しい自転車が欲しくなり、2006年2月に購入。
2005年末ぐらいから、いつもお世話になっているなるしまフレンドでいろいろと相談し、予算と性能でいくつかの候補に絞った。しかし、SCOTT
CR1とGIANT TCR Advancedはサイズが出ず、PINARELLO Paris Carbonは昨年末時点では納期未定。他にもTREK、Cannondaleあたりに魅力的なモデルはあったが、なるしまフレンドでの扱いはない。いろいろ考えた挙句、予算オーバーではあるが試乗したこともあり、品質が確実なLOOK
585に決定する。
このカラーは、2005年モデルとなる。白のCAカラーも魅力的だったが、汚れが目立つのでずぼらな私には合わない。他の2006年カラーは黒と灰色（チタンクリアー）と地味な感じなので、代理店に残る昨年カラーを取り寄せてもらった。
フレーム、フォークを合わせた重量は、1285gという超軽量。ただ軽いだけならもっとあるのかも知れないが、この重量で十分の性能をもっているモデルは少ない。表面仕上げ、カラーリングなどはシンプルだけどきれい。派手さはないけれど、フランス車らしいセンスのよさを感じる。
8ヶ月で2000kmぐらい乗ってみての印象は、、、「もうこれで十二分、他になにもいりません。」という一言。
100km以上乗っても他の自転車より疲れない。反応性も抜群だし、上りもスムーズ。そして何よりも素晴らしいのは、乗っていて楽しく、気持ちが良いことだ。BB、クランク周りの適度の剛性と反発で、回し、踏み込むと心地よい。また、ヘッドチューブとフォーク周りの剛性の高さと振動吸収で、ハンドルからの応力も、これまた気持ちよい。ダンシングをしたときにもがっちりした感じがするし、不快な振動が来ない。
重箱の隅をつっつくような感じで探して出てくる唯一の欠点は、フォークの縦剛性が少し弱いのか、ハードブレーキの際に若干しなる感じが出ることぐらいだ。これも実用面では、まったく問題のないレベルである。あと、雨天走行時、パイプに水が入りやすいことぐらいかな。
2006年秋には595のデリバリーも始まって、LOOKの最高級モデルではなくなってしまったけれど、個人的にはなんの文句もない100点満点の自転車だ。ただ、レース参加数が減ってしまったため、なかなか活躍の機会がないことが残念。
パーツ類は、ホイールを除いて一新。ついにDURA ACE 7800、10速の導入となった。この7800も良い。LOOK 585のBBと7800クランクの相乗効果でとてもスムーズに回せて、自分のペダリングがうまくなったと錯覚するぐらいだ。変速も7700よりはるかにスムーズ。性能が良いことの好印象もあり、大嫌いだったクランクのデザインも好きになってきたぐらいだ。
★写真は軽量決戦仕様、2006年7月の修善寺5時間耐久レースを走ったときの状態。
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