◆ポカラのストリートフェスティバルは賑やかに◆
　−ネパール2004備忘録(5)−

　2年前は、戒厳令（だったのかな？）が始まったばかりのころだったためか、クリスマス、ニューイヤーの飾りや催し物は控えめだったようだ。それでもポカラのペワ湖の湖畔に舞台を設けて、ロックバンドの演奏や地元の民族舞踊の披露もあった。でも、これは自粛した規模だったようだ。

　今年はすごかった。12/27〜1/3あたりまで開催されていたようだが、ポカラレイクサイドのメインストリート1kmに横断幕がかかり、いろいろな屋台、出店、小さな舞台での民族舞踊やロック、ポップスの演奏などなど、ずらりと並んでいる。警官、銃を抱えた軍人も近くで警備はしているが、お祭り気分は夜10時過ぎまで続き、とても盛り上がっている。

▲レストランHungry Eye前の舞台での民族舞踊・音楽演奏

　ポカラのレイクサイドは西洋人観光客中心の場所だが、このお祭りには現地の人も大勢やってきた。
　西瓜割りのネパール版のような出し物もあった。目隠しをして、1回ぐるっと回ってから10mほど先に置いた30cmほどの磁器の壷を割る。見事割れたらニワトリを一羽進呈。周りに二重三重の人垣ができるほどの大人気で、観衆は大騒ぎ。
　湖畔には、直径20m、高さ10mほどの円筒状の壁を走るバイク、車の曲芸の見せ物や、移動式の観覧車まで置かれている。

　日本の大規模な祭りに比べたら当然地味だけど、それでもすごく華やか賑やかなムードが漂い、歩く私たち夫婦もウキウキ。この雰囲気を味わうことができるなら、また正月に来てみたい。
　でも、実際に来てみないとこんなお祭りをやっているかは分からないし、結局賭けになる。

<2004/02/26記述>