◆寒かった・・・◆
　−ネパール2004備忘録(2)−

　「正月にネパールに行く」と言うと、「向こうは寒いのでは?」と心配されることが多い。確かに、カトマンズは標高は1300mぐらいだから、それだけで5度以上低いはずだ。雪化粧したヒマラヤの山々の写真から、雪国、寒い国というイメージもあるのかも知れない。

▲カトマンズ-ポカラの飛行機の窓から望むヒマラヤ

　しかし、意外に感じられるようだが、ネパール（カトマンズ）は、東京よりずっと南に位置している。奄美大島あたりの緯度なのかな。だから冬でも東京よりはずっと暖かい。
　2年前の正月に行ったときは比較的穏やかな気候で、ガイドブックに載っている年間気温のデータどおり。東京の10月末のような感じで過ごしやすかった。時によっては半袖でも十分なぐらいだった。

　ところが今回はかなり寒かった。そうは言っても東京の正月よりは暖かいのだが、11月半ばから下旬ぐらいの感じかな。2年前の経験からセーターを1枚しか持って行かなかったので、ずっとそのセーターばかりの着た切りスズメ(?)状態。
　でも、今回現地で知り合った宝石屋の女性が、「こんなに寒いのははじめて。生まれてはじめて風邪をひいた」と言っていたから、特別な寒さだったのだろう。

　これはカトマンズだけでなく、ポカラでも同じだった。2年前は、湖畔のカフェは陽もあたり暖かくて気持ちが良く、ボーっと過ごすことが多かったが、今回は午前中や午後遅めになるとひんやりしてきて、「長居してゆったりしよう」という気分にはならなかったな。

▲ちょっと寒いよ ・・・

　とにかく寒いのは大嫌い。正月ネパールに行くのも東京より暖かいから。次は穏やかな気候であることに強く期待。

<2004/02/23記述>