◆風向きの悪い日◆

　9:00には雨が上がったので、自転車で出かける。

　低い山、松郷峠までの120km LSD（Long Slow Distance）。このあたりのソメイヨシノはもう散ってしまったけど、山桜や八重桜がきれい。そして目に痛いような強い黄緑色の青葉青葉青葉！
　今日は4月7日。なのにツバメを見かけた。冬眠から覚め車に轢かれたヒキガエルも・・・。どちらも1カ月早い。異常気象だが、実害が見えない今は誰も騒がない。

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　帰りは・・・・向かい風。あれれ、行きも向かい風だったのに・・・。風向きが変わり、行きも帰りも向かい風という日は多い。「多い」というのは、実は錯覚なのだけど。
　自転車乗りは向かい風には敏感だ。少しの風でも、大きな風圧、抵抗を感じる。
　追い風には鈍感だ。少しの追い風だと、「うーん、今日は調子が良いな」くらいにしか感じない。自分を助ける追い風が吹いているのに気が付かないのだ。
　向かい風に閉口しながら、走りつつ思う。生活や人生でも同じだ。逆風や立ちはだかるトラブルには敏感だけど、うまくいくときは、「ツイているな」、「調子がいいな」、「実力、実力！」ぐらいにしか感じない。人やまわりからの、ありがたい追い風が吹いているのにさえ気が付かない。気が付いても、すぐ忘れてしまう。

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　帰ると、ちょっとした重荷が待っている。
　家内に出席を押しつけたマンション自治会の総会。今年は5年に一度の役員の年。ところが巡り合わせが悪いらしく、今年の仕事が大変になることが判明。はぁ〜〜、ため息をつく。

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　夕方には、出席を押しつけた罪滅ぼしに家内のクリーニング出し。駐車場から車を出すときに運転ミス。隣の車のバンパーを傷つける。修理の手配と出費、謝罪ですごく気が沈む。はぁ〜〜〜〜あ。

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　運も実力のうち。そして、ミスをするのも不注意に加えて、ある種の巡り合わせや運もある。
　今日は一日逆風だったんだな。
　自転車ならば、Ｕターンすれば逆風は一気に追い風、順風。でも、実生活ではそんな逆転はないや。

<2002/04/07記述、2002/04/10一部修正>