◆春がつらい◆

　この数年、春先に目が痒かった。杉花粉のせいだと思うが、それほどひどくないのでそのままほうっておいた。

　しかし今年はちょっと違った。先週、越生・一本杉あたりを走って家に帰ると目が真っ赤。水で洗ったら改善されていたのだが、それもうまくいかない。
　火曜日くらいに少し収まってきたかと思ったのだが、今度はまぶたが腫れてきた。目のこすりすぎでものもらいになったか・・・。

　木曜日しかたがないので目医者に行く。

私「両目ものもらいなんですが」
医者（不審そうに）「両目ですか？」
ちょっと診察した後、
医者「花粉症ですね」
私「え!? かさぶたもあるし違うんじゃないですか」
医者「ただれた感じですね。ちょっとひどい状態です」

　目薬を2種類もらって帰った。でも、自転車に乗られないのは辛い。その日、御徒町の自転車専門のサングラスショップ、オードビーに行って風を巻き込まないサングラスを発注。完成は2週間後。

　でも、結局焼け石に水になるだろう。最終的には花粉のひどい時期は自転車に乗らず、家で過ごすことになるかもしれない。

　はぁ〜。寒い季節が去ったのにがっかりだ。
　大嫌いな冬が終わった春は好きな季節だったのに、これからはつらさと同居になるのだろうな。
　今までは花粉症で苦しむ人の気持ちがはっきりとは分からなかったけど、今は自分のものだから切実に分かってしまう。人の苦しみを、自分のものとするのは難しいこと。

<2002/03/08記述>