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★シマノもてぎロード（2002/5/3）★

　2月、3月と風邪で体調を崩し、調子を上げていくのが遅れた。このため3月、4月のJCRC修善寺はパスし、今年の初レースはシマノもてぎになる。こんなに遅い時期に初レースというのは、6年ぶりかな。
　3月末ぐらいから、練習量も増やし、昨年ベストまではいかないがそこそこ調子も上がってきた。良い結果を残したいが、落車怪我も怖い。

　シマノもてぎは、第1回大会に申し込みはしたが不参加。4回目の今年が初参加である。参加レースは、比較的長め（といっても30km程度）のもの1本に絞るか、短めの2レースに出るか悩んだ。結局少し欲張り2時間おいた2レースに参加する。
　チームからは他に誰も参加しないし、家族の応援もない。独りぼっちのレース参加は久しぶりだ。荷物の確保などを考えると頭が痛いし、怪我などしたらたいへんである。
　コースレイアウトを見ると、急なコーナーが多い。さらにゴール地点は鈴鹿と違い平地である。ゴールスプリントに絡むということは、集団落車の可能性も高まる。なんとか無事に良い成績を残したいと思いながら当日を迎える。

　朝、目覚まし時計を2:20にセットしたが、目が覚めると3:35。時計はベルをオンにしていなかった。これはまずいゾ！ いつもは余裕をもって最後の確認をするのだが、今日は速攻で着替えて、荷物を積み込み4:00に出発する。道も順調で6:00にはツインリングもてぎに到着する。
　受付を済ませ、試走をする。ヘアピンやカーブの多いコースだが、登りは鈴鹿より斜度も長さもない。4%弱の坂が1kmほど続くだけで、ほとんどつるっぺたのコースだ。

【 オープン2　4周19.2km】

　スタートは後方から。久しぶりのレースで異様に緊張している。スタート前なのに心拍はすでに130bpm超え。足が震える。だいじょうぶかしら。
　スタート。一気に踏み、前の位置を確保しようとするがあまりうまくいかない。40〜50番手ぐらいで最初のカーブに入る。4%の坂は、なかなか苦しいがクリアする。この位置だと各カーブでブレーキをかけることになるし、カーブ後の立ち上がりでインターバル的に踏むことになる。

　そのまま2周目に入り、もう少し前に位置をとるためホームストレートで脇に出て踏む。さらに坂で踏み20人目くらいの位置につける。このあたりだと一列棒状になったり、固まったり、脇に出されて空気抵抗を受けたりと、大集団の中より風圧は感じる。しかし、比較的安全なのでここをキープしていく。

　3周目の坂でまた少し踏み、7〜8番手につける。ホーム前500m程度のところで前走者とラインが交錯しひやりとする。ただ、全体的にはそれほど怖い場面は多くない。鈴鹿よりはかなり少なく、JCRC Cクラスと同じくらいか。そう、その前走者、サエコ時代のチッポリーニの着ていた全身筋肉柄のワンピースジャージを着ていた。こんなもの買った上、さらにレースに着て出てくるというのは、私の常識を超えている。

　最終4周目。少し疲れているが限界ではない。登りも周りと比べると余裕があるようだ。7〜10番手をキープしながら進む。残り2kmを切り、位置取りが激しくなる。ちょっとしたストレートで脇から一気に上がってくる人がいる。
　残り1�qのカーブを回り10番手程度。残り700mくらいで、さらに位置を上げるため左に空いたスペース前に行く。ここでちょっと踏んだら先頭に出てしまう。一瞬躊躇したが、いっぱいにならない程度にと、踏んでいく。後ろからは誰も抜いていかない。この位置なら最終カーブを安全に回れるので、その位置をキープして踏んでいく。最終カーブを先頭で回っている最中に気が付く。しまった。脚が一杯になっている。

　ゴールまでの350mくらいの直線に入ると、後ろは一気に加速し、ゴールスプリントを始める。私もギアは入れてあるが、脚が一杯で踏めない。ズブズブ抜かれ、結局、入賞が望めないと分かった時点で脚を緩め、流してゴールをする。結果はトップから4秒遅れの30位。

　このレースも早めに仕掛け過ぎた。最後のスプリント力を残して引いたつもりだったのだが、オーバーペース。うーん、力の加減は難しい。

【マスターズ40+　2周9.6km】

　前のレースが終了後、次のレースまでは1時間45分ほどある。車に戻り、栄養補給をし、めったいにしないクールダウンのローラーをする。脚には疲れがかなり溜っている感じだ。軽めのギアでまじめに30分ほどクルクル回す。背中には5月の強い日差し。朝はなかった風も出てきたが、気温も上がり夏を感じる雰囲気になってきた。
　ローラー後、休みながら次のレースの出走メンバーを見る。さっきのレースで2着をとったパインヒルズの選手（鳥海選手）と、50歳代だがすごく強いなるしまフレンドの選手（近藤選手）をマークしなくてはいけないだろう。しかし、召集地点に並ぶと、なるしまフレンドのジャージは見当たらない。不参加のようだ

　スタート。今回は最初のストレートでうまく踏み、前から5人目で最初のカーブに入る。坂までのアプローチのところで、前の選手が中切れをしかかる。仕方ないので交わして、4番手で登りに入る。周りはあまり踏まないようで、なぜか先頭にでる。脚を使い過ぎないよう気を付けながら30km/hくらいで先頭を切って登っていく。
　下りに入り、前を代わってもらいたいので、抑え目に踏むが誰も前に行かない。手で合図してもだめ。後ろを振り向き「代わってよ！」と2番手に言ったらやっと代わってくれた。そのあとちょっとだけ3人でローテションをしたが、後ろは知らんぷりである。これでは脚を使い過ぎてしまうので、7〜8人目に潜り込む。
　ラインが狭まったり、ブレーキが必要になったりはあるが、やはりそれほど怖い局面はない。

　そのまま最終の2周目に入る。7〜8人目で登りに入り、その位置をキープする。パインヒルズの選手も似たような位置にいる。下りに入ったあたりで、一人が逃げる。後ろから「こら、追えよ！ 追え！」と声がかかる。「へっ！ 言うのならあんたが前で追えよ！」と思ったが、当然なにも言わない。
　前は、それほどの差がつかず残り2km強で捕まる。ペースはそれほど速くなく、先頭を行くこともできるが、さっきの失敗がある。今回は最後の直線までは自重するつもりだ。2kmを切るとやはり周りからどんどん上がってくる。私も失った位置を、踏んで取り返すが、少し位置を下げる。

　最後の直線に入る。先頭からは7〜8m、8番手くらいか。さっきと同じように皆スプリントを始める。私も踏む。ギアは52×12に入れてあるが、少し重すぎる。先頭3人が先行し少し離れる。私はその3人くらい後ろ。直前の走者が失速気味になって前が詰まり、右にラインをとる。前には誰もいない。ドラフティングする相手はいないがじゃまはない。がんばって重いギアを踏む。トップ3人との距離は縮まらないが、少しずつ順位を上げて5位でゴールラインを超える。

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　これまた珍しく、レース終了後もクールダウンのローラーをする。
　普段着に着替えるが、朝着てきた服は厚手の長袖シャツにブルゾン。暑い・・・。周りは皆Ｔシャツに短パン姿で歩き回っている。10店舗ぐらいの出店も出てる。鈴鹿の"お祭り"という感じはないけど、気温も上がり、なかなか立派な夏のイベントの雰囲気だ。
　でも長居はせず、早めに撤収して帰る。下り路線はすごく混んでいるが、帰路は上り方向なので順調。 2時間ちょっとで、14:00前には家に帰り着く。

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　今日のレースをどう考えれば良いのか悩んでしまう。

1. 1レース目、最後の直線に脚を残せなかった。ゴール1〜2�q前から勝負を掛けられるルーラータイプを目指したいのだが無理かな。
2. 入賞はうれしいが10km未満のレースだし、表彰台（3位以内）にも届かなかった（傲慢に聞こえるかも知れないが、正直なところ）。
3. 1位のパインヒルズの選手から1.3秒遅れ。結局ゴールスプリントも全然届かなかった。これは位置取りもある。悪い位置取りではなかったけど最後は単独。先頭3人のすぐ後ろに着くことができていれば、もう少し結果はよかったはず。でも、このあたりの0.5〜2秒差というのはツキとかではなく、圧倒的な力と技術の差がある。

　まあ、いくら考えても結論は出るものではない。
　次はTOJ大井市民レース、その次はJCRC下総と平地レースが続く。距離も今日よりは長いし、なんとか良い結果を残したい。

【レース結果】