★龍勢ヒルクライム大会（2000/10/29）★

★龍勢ヒルクライム大会（2000/10/29）★

<記述:2001/3/10>

　埼玉県内で行われる数少ないロードレース（他にあったかな？）、それも公道開催のヒルクライムレースである。季節的にはちょっと遅い時期だし、毎年この時期は仕事が忙しく調子は下がっているのだけど、なんとなく申し込んでしまった。

　前日の準備段階では、レース当日は雨。結局登り用のC40はもったいなくて使わず、インターマックス＋軽量ホイールの組み合わせで行くことにする。この選択の時点で既に腰が引けている。調子も良くないし仕方ないか。

　当日は、十分余裕があると思える6:00くらいに家を出る。が、吉田町ってこんなに遠かったか？高速などを使わなかったがいくら行っても着かない。結局（公式の）受け付け時間終了後到着。幸いまだ受け付けを行っていてくれてなんとか参加可能になる。
　受付でもらったヘルメットキャップはえらく分厚く大きいものだった。どうやってもヘルメットに合わない。なんかへんな感じである。

　準備などをしているともうあまり時間は残っていない、ローラーアップなどをせずに集合場所に向かう。集合場所へは5kmほどの距離があり、それがウォームアップ代わり。
　その時気付く。この自転車とこのホイールの組み合わせは初めてなのにストロークの調整をしていない。ちゃんとシフトしないかもしれない。適当にいろいろギアチェンジしてみるが、渋いところはあれどちゃんとシフトするようで安心する。

　集合場所では、レーススタートまで待たされ体が冷える。周りには凸坊、赤いシルクさん、栗原さん、ゼルコバ岩崎さんがいる。他の顔ぶれは、あまりJCRCなどでは見ないチーム、面子の気がする。ヒルクライム系の方が集まっているのか。

　で、スタート。最初の数キロは緩やかな登りである。ここはある程度の集団で走っていく。スピードも30km/h台である。
　苦しい、むちゃくちゃ苦しいゾ。ウォームアップ不足のレースは久しぶりだが本当に苦しい。霧雨の降るなか、体も完全に冷え切っている状態から急に過激な運動。これは辛すぎる。
　登り区間に入りスピードも落ち、普通ならMAX近く(185以上の）心拍で登って行くのだが、全然心拍が上がらない。だいたい160から170前後か。スピードも出ない。が、吐きそうになるくらい辛い。口の中に唾液が溜まり、何回も唾を吐き捨てる。異様に苦しみながら、ふらふらとそして淡々と登っていく。

　レース開始後30分程度たったあたりから、やっと心拍も180を超えるようになってくる。それと同時に苦しさも少し和らいできた。すこし強めに踏めるようになり、同じ40歳台クラスの人も何人か抜けるようになる。
　城峰山の最高点（？）を超え、緩やかなコースとなったところでも踏む。こんなところで踏んでも順位もタイムもそれほど上がらないのは見えているが、とにかくすこしでも取り返そうとする。で、結局そのままゴール。

　結果発表まで待たなかったし、リザルト郵送も頼まなかったので、タイム・順位は不明。でも、ハートレートモニターから見ると、タイムは52分30秒前後。

　レース前1カ月は忙しく調整不足、レース直前のウォームアップも失敗。不本意なレースだったが、「来年こそは！」という気持ちに今一つならない。
　アクセスがあまり良くないこと（川場より時間がかかった）、天気が悪かったこと、どうせ来年もこの時期は忙しいこと、などなどのせいなのかな。来年は出場するかも分かりません。

　それにしても、ウォームアップなしによる極限の辛さを久しぶりに味わいました。もう二度と味わいたくないです。今後、レース前のウォームアップは十分にやります。