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大井に続く平地レース。下総を除き平地レースはこの2レースに連続で出場している。
去年は雨のレース。今年も天気予報は悪かったけど、時々ぱらつく程度。気温も高くなく良好なコンディションだった。
Ｃクラスは、あいうえお順に3クラスに分かれており、私はＣ１クラス。お知り合いはゼルコバ岩崎さん。他にもゼルコバの方がいるようだ。参加者で驚きは、チェブロアートネーチャーの沖、飯田の両女子選手。沖選手は、シドニーオリンピック代表だ。調整のための参加なのだろうが、同じレースの参加者は「怪我をさせては大変」と、びくびくもの。
で、スタート。
1〜2周目は、なんか異様に楽である。ハートレートモニターを見るとなんと170台。どうりで楽なわけである。平地でのレース中にこんな数値はなかなか出ない。なにかゆったりとした感じである。
2周目、前走者がその前の人の寄りを避けるため、急にかつ大きめにライン変更。私のほうにくるので、「おおおい！」と怒鳴る。と、同時に私の前輪とはする。強いアタリでなかったのでなんとか走り続けることができる。TDJは、通常のJCRCシリーズ戦と参加者の顔ぶれも少し違い、危険が多いような気がする。
このレース全体を通して、集団のなかのポジションは常に前々で展開。でも、後ろからどんどん脇を通り上がってくる。と、同時にこちらもポイントポイントでそこそこ簡単に上がることもできる。集団内での位置は意外とコントロールしやすい。
3周目ぐらいに、沖、飯田の両選手が、二人で少し逃げる。30m程度離したかな。積極的な仕掛けで、後ろの男子集団は感服。
そこそこのペースだが、全体にがりがりした感じはない。でも、集団のなかでハンドルの上や、バーエンドを持つ人何人かいる。いくら緊迫していないといっても、そのポジションはおかしいのでは？
そのような方の近くにはできる限り近寄らないようにする。
淡々とレースは進む。ソックスポイントの争いもあるし、カーブ後の加速インターバルなどもあるけど、むちゃくちゃ苦しくもなく淡々とレース進んで行く印象だ。しかし、後からデータを見ると3、4、5周目とだんだんペースも上がり、心拍も上がって行っている。
5周目裏手に入る前のカーブで、ラインが交錯し（どちらかというと私が膨らんだのかな）、ラバネロ岡和田選手の腰にこちらの腕が当たり謝る。でも相手も落ち着いてさばいてくれたので、落ちるような恐怖はまったく感じなかった。
最終周の6周目、ゴールまで残り2kmで、先頭を行く沖選手が少し抑え目のスピードになったときに、先頭に出ることになる。集団は牽制気味の雰囲気である。
その時、突然舞い上がってしまい、いきなりそこで逃げ始めてしまう。後ろはどのようであるかと考えたけど、逃げるときには振り返ってはいけないというのも読んだし、いっぱいになるまではまったく後ろは見なかった。ペース配分もあったものではない。あっと言う間に限界になる。いっぱいになったとき振り返ると集団まで20m程度、そのちょっと前はもう少し離したかな。
その後のちいさな登りでももうばたばたのペダリングで失速。その直後に集団に捕まる。約1km、1分少しの単独逃げだった。
そこからはもう集団についていく力は残っていない。あと1kmくらいで駆け引きの始まりつつある高速の集団を見送り、流しつつ走る。というかもう流して走るだけの力しかまったく残っていない。結局、集団からかなり遅れてゴール。
レース後、入賞した選手から、「あれは、果敢な逃げでしたね」と言われる。お世辞はあるのだろうけど、ちょっと嬉しく感じる。
それにしても、分相応なバカ逃げで、成功の可能性もなかったような気もする。しかし、積極的な展開を自分で作ったし、結果の順位はボロボロだったけど非常に満足のいくレースだった気がする。
これで逃げ切り勝てれば最高なのだろう。その力を付けるようにしたいものである。
【レース結果】
| 日付 |
レース |
カテゴリ |
順位 |
タイム |
トップタイム |
完走者数 |
| 2000/6/25 |
ツール・ド・ジャパン 2000年第1戦 |
C(1)クラス |
31位 |
46:36.-- |
45:56.-- |
43人 |
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