★シマノ鈴鹿ロード（1998/8/29･30）★ |
【×8月22日(土) 事故】 鈴鹿前の最後の週末、最後の調整練習のためいつもの物見山練習に行く。いつも通り練習を終え帰宅の途中道満グリーンパーク内で、一瞬よそ見をしたちょうどそのとき、向こうから来るオジサンの自転車がこちらに突然方向転換してくる。向こうの自転車（ママチャリ）の横腹に衝突、私は自転車ごと投げ出され、ヘルメット、肩、腰の順に地面で強打する。衝突時でだいたい25km/hくらい出ていたかな。 ヘルメット（MET FireBall）破損、肩・腰内出血、自転車（BSネオコットカーボンエリート）はフォークが逝ってしまった(;_;)。でもこの自転車は鈴鹿でどうしても必要。 翌日、出入りの「なるしまフレンド神宮店」に持ち込み、フォーク交換をお願いする。ついでに以前からしたかったハイコラム化を相談すると、今在庫のあるフォークで可能なのは、タイム エキッププロのカーボンフォークのみ。ええ？ 一番高いフォークじゃん！結局新しいメットとフォークその他で6万円強の出費。鈴鹿遠征前にこの出費はひじょ〜にキビシイ！！ 肩・腰は病院に行かなかったけど、歩くのが少々つらい程度。ただヘルメットはしていたにしろ頭を打ったせいか立ち眩みが少しだけある。周りの人には「一応病院に行きなさい」と強く忠告されるが、医者に鈴鹿行きを禁止されるのがイヤで、意地で行かない（でも、後から冷静に考えると当然行くべきだったな）。 【●8月28日(金) 移動日】 私にとっては夏の終わりのお祭り！ シマノ鈴鹿ロード！ 過去三年の天気は良かったが、今年は台風が接近している。でもこれが年最大の目標だから、遠征中止はまったく考えない。ダメだったら友人と宴会すればいい。腰は痛いが、なんとか走れるくらいまでは回復したし。 朝7:00、大雨の中、友人（平塚義治氏）の車に自転車を積み込み出発。途中雨、晴れあるが、名古屋をすぎてまた強烈な雨が降る。明日明後日はどうなる。 鈴鹿は、大学の同級生二人と私の元同僚一人、計4人のチーム。応援のご家族を含めて計9人、典型的なお気楽混浴チームだ^^;。 その中では、同じノービス参戦する吉田氏（6番車）には、去年シケインあとに差され0.7秒差で負けている。彼に先着するのも目標の一つである。吉田氏は、大枚はたいたFaust
COPPI KT2、ヘリウムで参加。これだけでタイム縮小の効果はあるだろう。が、「新車で落車」^^;)が怖くて消極的なレースになると予想。彼への勝機はあると踏む。 【○8月29日(土) ノービスA3 3周17.592km】 天気も良い。日頃の行いが良いのだろう。が、手順は悪く、ローラーを運ぶのが遅れ、ウォームアップなしとなる。レース30分前にお約束のヴァーム、10分前にfvelo10番会議室でネタを仕入れた缶コーヒーを飲む。エスタロンモカまではちょっと手を出さない。 今回は、いつもレースで使用する実戦用BSカーボンと、昨秋に組んだ新車コルナゴ モノチタン、2台の自転車を持ち込んでいる。今日はコルナゴ−ヘリウムでいく。このお座敷自転車をレースで使うのは初めて！ 「新車で落車」が怖いのは、私も同じである^^;。 さーて、スタート。ゼッケン142番は全体の2/3と後ろのほう。とにかくシケインまでにはある程度の位置に着けないと中切れが怖い。で、最初から踏むが意外にも簡単に周りを交わせて、シケイン通過時点で40〜50番目の位置につけることができる。坂練習の効果を実感！ あとは得意の集団埋没戦法。逆回りのコースはシケインからずっと下り基調で、きつい登りがない。しかし、カーブや登り直後の下りダッシュで先頭から離され、インターバル的に足を使う。 1周目終了時点でも集団はばらけない。2周目のストレートで、すぐ右横にいる人がハスられたのか「おい、おい！」と叫ぶ。と同時に私の方に倒れてきて落車。彼のヘルメットが右足に当たったけど私は大丈夫、直後あのいやな「グワシャ、ガシャ、ガシャーン」の音、5〜10台くらいの落車だったようだ。 2周目も集団の40番目前後。同じようにインターバル的に足を使う。展開を考え、前に出ようと3周目に入る直線の登りで踏み、少し上位につける。シケインあとの下りでも集団から横に出て前に行く。が、ここで足を使い過ぎ、いっぱいとなってしまいＳ字の途中で遅れ出す。 となりを涼しい顔（に見えた）のちくわさん、吉田氏が抜いていく。く・くやしい。直線に入ったところで先頭から30mくらい離れてしまい、そこからさらにズブズブ抜かれ、ダッシュもできず30秒以上遅れてゴール。レース後は立っていられないくらい消耗していた。 【△8月29日(土) チームロードA1 3周17.592km】 午後のチームTT（チームロードA1）は、私と吉田氏がほぼ同じ脚力、残り二人の平塚氏（ひらどん）、川崎氏の力が少し落ちる。二人で引きまくっても後ろが付いて来られないのでスピードを抑え気味にできる楽な展開（タイムは望むべくもない）。 もし逆であったら棄権するくらい残りのメンバーに限界の限界までがんばってもらう。結局2周目に入る直線で平塚氏が遅れ、彼を切り捨て（ごめんね）、残り2周を私、吉田氏、川崎氏の3人で走る。川崎さん、本当に本当にお疲れさまでした。 この日の夜は大酒こそ飲まないが、気分は大荒れ。「どうして3周目の途中で切れるか！
明日こそは絶対に集団ゴールだ」と低い目標を誓う。 【◎8月30日(日) ノービスB4 3周17.592km】 朝7:41という早いスタート。なんとか起きて、今日はローラーでしっかりウォームアップ。昨日と同じヴァーム、コーヒーの儀式を終え、スタート地点に向かう。気分を変えるため、今日はセットを換え、BSカーボン、スピナージとする。 今日はさらに遅いゼッケン170番でスタート。昨日と同じで直線終わりまでに50番目くらいにつける。 昨晩怒りの中で、今日の作戦は考えた。シケインからＳ字入口まではインターバル的に踏んだが、結局次の登りやカーブで団子になりブレーキをかけることになる。今日はある程度抜かれることを覚悟で、下りは踏まず体力を温存する。あらら不思議、全然苦しくない。だいたい昨日より少しペースが遅い感じもある。路面が少し濡れているし昨日の落車で皆慎重だ（なんといってもほとんど昨日と同じメンバーのはず）。 で、特別書くほどの出来事もなく1周目、2周目が終わり、昨日切れた3周目のダンロップ、Ｓ字もクリアー、最後の直線に集団の30番目くらいで入る。ええ?! こんな経験はいままでまったくしたことがない。足は残っているので直線で回す回す。 が、前が詰まっていてあかない。その上ハスる。が、できたスペースを抜け順位を上げ17位でゴールする。でもなんと、まだ足が残っていた！ 今日は吉田氏にも先着できた。 ● 3年前35分24秒（ノービス完走者ビリ） 毎年良くなり、「今年の年頭の目標（鈴鹿25分台）」＋「売 二さんからの課題（良いレース展開）」の一部を果たし満足しました。ただ、今回も先頭を引かず（と言うより引けず）、集団埋没。次はレース展開を考えた上での位置取りと、先頭を引く力、逃げる力をつけたいところ。 レース結果に対してのチームメイトの「すごいね」の言葉よりも、一緒に練習OFFで走ったちくわさんや岩２さんの「宇津さん、やったじゃない！」の言葉がとても身にしみました（感謝）。 来年はノービスを走るのかインターミディエイトを走るのかが、現時点では分からないけど、年最大の目標は同じ！ 今年の成績を上回りたい。 |