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★大井市民ロード（1998/5/24）★

<1999年4月18日記述>

　ツアー・オブ・ジャパン前座の市民レース。一般参加のレースにもいくつかあり、上級者の部、一般の部、グランドシニアの部、女子の部、それ以外に女子登録レースといろいろ。
　大井の倉庫・工場街の一般道、1周10kmのコースを3周するレース。都内公道を使って行われるレースは、ここと三宅島しかない。「坂」というものは、陸橋の高低差約5mだけの完全平地。カーブ、コーナーは10箇所くらい。今年からコース変更でカーブが増え、去年よりはテクニカルになっているらしい。
　この週の半ばには、FISCOでのJCRCに出場しているが、調子は最低だった。なんといってもゴールデンウィークのネパール旅行で大下痢。2週間近くバナナとゼリー飲料だけで過ごし4kg痩せ、筋肉がた落ち。このレースも完走は難しいだろう。意欲だけはFISCOのより高い。

　当日は朝6時に出発、中山道、環七経由で自走。ウォームアップがてら行く。日曜早朝で車は少ないが、陸橋を登れるか登れないかとか、どう行っていいのか分からないとか、そこそこ迷う。
　大井の会場近辺にたどり着くと、車のエンジン音とドリフト音が轟く。どうもローリング族の練習場らしい。高速でドリフトしながら来る車が死ぬほど怖く、歩道を走りながら受付会場に向かう。
　受付を済ませ、車検に向かう。車検役員は、、、、なんといつもお世話になっているなるしまフレンドの方々。「いやー、手伝ってるんですよ。これが終わったら店の開店、、、」レースにも出ないのにかり出されている。頭が下がる。
　で、ゼッケンをつけ、荷物をコンテナのところに隠し、長い列を作っている簡易トイレに並んで済ませ、準備完了。

　さ〜て、スタート。完全平地でそこそこ向かい風区間もある。集団は崩れず、ずっと進む。ときどき2〜3人が逃げを試みるが、20mくらいしか集団を離せず、すぐ戻ってくる。
　完全平地のレースだけに、集団も大きい。坂のあるレースでは見かけない肥満型の選手もずっと集団に残っている。密度も高く、レース中、前走者の後輪と2回くらい軽くハスる。
　集団はまとまりが良く、なんとなく皆で安全にゴールに向かう共通意志が働いているようだ。危険な箇所では声がかかるし、罵声も飛ばない。スペースに入れて欲しいと手で合図をすれば、簡単に譲ってくれる。陸橋を越えての180度ターンでも危険な感じは少ない。私の気の付いたところでは、落車もなかった。
　そんな調子で、1周目、2周目が終わり、最後の周回になる。裏側ストレート、陸橋あたりから、徐々にポジション取りが始まる。ただ、まだみながりがりした感じではない。3〜4つのカーブを抜け、倉庫街を抜ける。倉庫街最後のコーナ直前で踏み、前から5番目くらいにつけ、最後の緩いカーブからストレートに入る。
　「よし、いいぞ」と思ったのもつかの間、脚を使いすぎで限界になっている。その上、ゴールが異様に遠い。ここのストレートはこんなに長かったっけ？　で、ずぶずぶ抜かれていく。後ろにつけば良さそうな独走者が何人も抜いていく。普通なら番手に入れるのだが、その力は残っていない。で、ストレートだけで30人くらいに抜かれてゴールする。

　最後の展開は残念であるけど、直前のFISCOでの情けないレース、極端な体調不良を考えると上々の出来の結果。そこそこ満足。

　帰りも自走。注文してあったエンド修正金具が到着していることを聞いたので、なるしまフレンドに寄って、受け取って帰る。それでも14:00くらいには帰り着いたかな。

【レース結果】